発達共助連では、多すぎる情報の中でかえって混乱し、戸惑ってしまっている家族に対し、小さくても安心して自分を発揮していけるさまざまな<場>を提供しています。
限られた枠内での病院カウンセリングやご家庭内では行なうことが困難な次のようなさまざまな活動を、子供たちを含む連員の主体的な参加協力の下で実施してています。
1.連員全体を対象としたデイキャンプやサマーキャンプ、スキーキャンプ等の野外活動の実施
2.学習・情報交換・親睦等を目的とした連月例会と親睦会(月一回)の運営
3.病院外カウンセリングの実施
(1)専任セラピスト、カウンセラーによる院外カウンセリング(面接、電話)
(2)教育相談
(3)セラピスト等による連員児童の在籍する学校との懇談
4.忘年会をはじめとする各種親睦会開催等の活動
5.ディベロップメンタルサポーターの育成・強化
5.連絡広報誌「発達共助連通信」の定期的発行(月一回)
6.地域毎の連員の集まりである地域連や、さまざまな形での機能連の独自活動
7.他の各種団体・組織等との交流および連携による活動
8.その他必要と思われる活動
2002年2月まで、東京・世田谷の国立大蔵病院成育心理外来(小児科、精神科)と連携関係にありました。同病院が、国立小児病院と統合され、新たに2002年3月より国立成育医療センターがスタートします。国立成育医療センターからは、これまで同様の連携を要請されていますが、現在、同センターにおいて同センターが理念として掲げるチーム医療がどのような内容になるか、推移を期待を持って見守っています。同センターのチーム医療が、従来の国立大蔵病院成育心理外来で実践されていたチーム医療に限りなく近いものであることがはっきりすれば従来同様の連携をします。

従来、国立大蔵病院成育心理外来の医師およびセラピスト、カウンセラーであった方々も連員として活動されています。

発達共助連は、発達共助連の理念に近い形でのチーム医療が実践されているか、その体制が整備されてつつある医療機関とはいつでも連携の用意があります。そうした医療機関から要請のあった場合には、発達共助連は必要な院外治療の受け皿団体として積極的に機能します。また、逆にそうした関係にある医療機関の医師ないしセラピスト・カウンセラーには、連員が必要な場合には発達共助連として、協力を求めます。

発達共助連の基本的な活動の一つであるである病院外カウンセリングは、新たにステートする発達共助連「発達支援室」を中心に専任セラピストおよび連員カウンセラーにより実施します。

(1)対面カウンセリング
原則として毎週火曜日に、専任セラピストが「発達支援室」で実施します。

(2)電話カウンセリング
緊急を要する場合には専用電話による相談を受け付けます

なお、必要に応じカウンセラー等が学校訪問を行ない、学校側との意志疎通を図ります。