発達共助連では、勉強会、デイキャンプ、サマーキャンプ、スキーキャンプ等の他、さまざまな形で活動をしています。
4月には「花見の会」が行われます。
また、毎年10月に狛江市で開かれる「障害児(者)のための狛江乗馬フェスティバル」には、1998年まで発達共助連の名で屋台やバザーを出す形で有志が協力していましたが、1999年度より共催という一歩踏み込んだ形で全面的に協力することになりました。
さらに1999年度からは新しい行事として「ホタル見たい会キャンプ」が行われています。

発達共助連は、全体として活動するほか、各地域連、ないしその枠を超えて有志がそれぞれに独自に活動することを期待しています。

 ホタル見たい会キャンプ01

ホタル見たい会キャンプ00

R牧場で遊ぶ会99秋

ホタル見たい会キャンプ99 

花見会1999〜2000

こまえ乗馬フェスティバル

これまで、おやじだけが参加する「ロールプレイ」が行われ、そのあと飲み会となることはありましたが、純粋におやじだけが飲むために集まろうという企画はありませんでした。
月例会後の飲み会はいつもお母さんパワーに圧倒されています。
そこで今年から、おやじだけの飲み会「おやじの会」を開こうということになり、2002年7月6日(土)、9名が狛江駅近くの居酒屋に集まり、第1回目を開催しました。
おやじ同士だけの本音のぶつけ合い、情報交換に意義のある会となり、ついには2次会に流れ、カラオケルームで終電が終わっても果てしなく飲み、かつ歌いました。

<おやじの会参加感想>

7月6日(土)に今年度の第1回目のオヤジの会が、小田急線・狛江駅すぐの居酒屋さんで開催されました。土曜日の夜8時からの開催で出席は総勢9名、普段キャンプなどの行事で顔を合わせていながら、なかなかじっくり話をすることがないオヤジ衆の集まりとして、貴重な場となりました。参加者は初対面ではないのに、何となくぎこちなさのある始まり方ではあったものの、アルコールが進むにつれ過去のオヤジの会のイベントや、共助連の行事の話題で盛り上がりました。過去には、オヤジの会でロールプレイングなどの実践もしたと聞きましたが、今回はまずは語らいの場を作ることが目的だったといえるでしょう。どちらかといえば、奥様方のパワーに押され気味の旦那衆ではありますが、今年の花見の会の時に父親たちが車座になっていたときのイメージを育てていきたい、といったところでしょうか?その後、会はさらに盛り上がり、一部の方々はさらに気炎をあげたものの、我に返ると終電はすでになく、最後はHさんの奥様の運転で送っていただいたのでした。結局は、奥方殿の後ろ楯なくしては何事も始まらないことは承知しつつも、男親は男親なりの意義を見いだすきっかけにしていければと思います。あまり構えずに気軽な集まりとして、また、オヤジ達ならではの企画などが出るオヤジの会になればと思います。
今回参加できなかった皆さんとともに、次回もぜひ参加したいと思います。
(石垣順史・記)

日時:2002年6月15日〜16日
場所:千葉県房総半島R牧場
参加者:39名

2002年の夏は、猛暑の予感。例年よりホタルさんの乱舞は早まるのではないかということで、ホタル見たい会もいつもより早めに決行することになりました。
結果は、予測が大当たり。ホタルさんの見事な群舞に出会うことが出来ました。子どもたちもホタルを捕まえ、手の中で光る様を見る喜びを覚えたようです。
もちろん、すっかり定番となった牧場での牛さんたちとの交流、巨大キャンプファイア、深夜の魚突きとホタルさん以外のプログラムも満載。臨時の露天風呂もオープン。バーベキューは、大きなロス−ストビーフ作りに挑戦。大人たちも持ち込んだ生ビールと共に舌鼓を打っていました。
深夜の魚突きに参加した子どもたちの数は、今回が最も多く、計画した側としては、大きな喜びでした。今回もDSさんが、子どもたちをしっかりフォローしてくれていました。
翌日は、子どもたちは、1トントラックに鈴なりで、牧場へお出かけ…。何をしに?2年間ご無沙汰だったカブトムシ狩りでした。そこでは、大きなカエルさんにも会えて、皆大喜び。今年もまた、スケジュール満載で、げっぷがでるようなホタルみたい会でした。

2002ホタルみたい会の参加感想

朝でていた大雨警報で心配されたお天気も小雨がぱらつく程度で、我が家族が到着した頃にはすっかりテント村が出来上がり、BBQが始まっていました。予定通りのスケジュ―ル(キャンプファイアー・ほたる狩・夜突き・かぶと虫狩)加えて露天風呂もありで、1泊2日が長く感じられるキャンプでした。
参加した方も参加せず話を聞いた方も楽しかった、また行きたいと思われたら大成功、そこで、あえて私は疑問を投げかけたいと思います。
「何かいつもと違うぞ」というのは、ゆったりした気持ちで帰れなかったことです。私たちの到着が遅かった理由もありますが、テントをたててBBQを食べる間もなくキャンプファイアー・ほたるとイヴェントが目白押し。おまけに子供の寝たあとの大人の楽しみの夜突きも、今回は小さな子供達が増えたこともあり、きっとお父さん達は疲れたことでしょう。
遠くから来られた場長さんのお友達にまでお世話になり、多分魚をつく楽しみはなかったと思います。露天風呂のそうじ・ガスの提供とすべて御膳立てされたパック旅行のようで、これではこのキャンプはまたお願いしますとは言えないなぁと感じました。
しかも、ひょっとしてこれが共助連のキャンプであると思っている人がいるとしたら、夏キャンプはどうしようかと不安でもあります。
すべて甘えの上に成り立ったキャンプで、いろんな準備をしたり、食べる物を作ったりする本来の目的からはズレが生じた感がありました。
そんな中で、ミルクセーキを作ろうとして途中からプリンになってしまった女の子達、子犬を助けてやった子供達、大人達は見習わなければならないと思いました。
忙しい中参加してくださった田辺先生・DSの方々には共助連はただ親の会ではないということを認識させていただき、感謝しています。
R牧場はつくられた施設です。しかし今度夏キャンプを行う土樽は広いスペースと自然しかありません、共助連という名に負けないキャンプをみんなで作っていければいつまでも楽しむことができるのではと考えたキャンプでした。
まったく話はかわって、2月の「大蔵太郎」の例会の際、伊澤先生から「夜突き」の話が知典の入試問題にでたというのは本当です。
一問目2ページ半にわたる長文読解で、子供の頃の想い出と自然問題としてカジカの「夜突き」が書かれています。
「山間に夜の帳が下りると、昼間のカジカガエルに代わって、村は田ンボのカエルの大合唱にわきかえる。そんななかを、あっちからひとつ、こっちからふたつと灯が移動する。カジカの夜突きに向かう村人のカンテラの灯である。・・・」
この文章を見たとき、本人もニヤリとしたと言います。今の子供にこの光景が頭の中に浮かぶでしょうか。おかげ(?)で、希望の中学にはいり、元気に学校にいき腕の骨折にもめげず、キャンプに参加しました。
(望月恵理子・記)
最近の10年ほど続いているおかしな気候は、昨年からさらに加速し、ついに今年は、3月中旬に桜が開花する事態となりました。こうした事態を予測し、大抵は、4月の第一日曜日に行っている花見会を今年2002年は1週間早めて、3月31日に行ったのですが、これでも遅すぎました。その1週間前から東京の桜は満開で、花見会は葉桜見物と化するのではないかと恐れていました。しかし、会場の砧公園ファミリーパークでは、幸いなことに多少の花が残っていました。
参加者は40名を超え、久しぶりににぎやかな花見会となりました。特に今年は、DSが多数参加し、大活躍してくれました。

お花見会に参加して

例年に比べ春がやってくるのが早く、街の桜も満開を大分過ぎてしまいましたが、砧公園の桜は、共助連のお花見を待っていてくれました。我が家は、参加するのが初めてだったので、集合場所で知っているお顔をみつけてほっとひと安心.全員が同じ時間にそこに集まるのかとおもっていたらてんでバラバラ、でもこれが共助連のいい所なのだとはた!と気づきました。実は昨年の11月の入連と同時期に活動の一時休止が決まり、一体全体、発達共助連とは、どんなことをしている所なのかという思いでこの数ヶ月を過ごしてきました。月例会、クリスマス会、スキーキャンプと参加しているうちに、待っているだけでは何も始まらないことがわかり、今回も家族全員で参加しました。持ち寄りのご馳走に舌つづみをうちながら、飲みかつしゃべり、最初の家族単位のかたまりが、いつのまにか一つの大きな輪になっていました。子ども達といえば、体力モリモリの若いDSのお兄さんお姉さんに思い切り遊んでもらって大満足!!
そばで見ている親の私は、自分が子ども頃、色々な年令の子ども達が入り混じって遊んでいたことを思い出しました。少子化の今、こういう遊び方もなかなかできないんだと思うと共助連の活動がますます貴重なものに思えてきます。大人の方が却って慣れるまでに時間がかかってしまうのかもしれません。せっかく共助連に入ったからには、もっと積極的に活動に参加し、大いに楽しみたいと思います。春の訪れとともに、親子で新しい成長への第一歩を踏み出した我が家です。
(馬場敬子・記)

日時:2001年6月23日〜24日
場所:千葉県房総半島R牧場
ホタルみたい会キャンプ場風景

 21世紀最初のホタルに会いたい!ということで、またまたR牧場にお世話に相成りました。
 梅雨の雨にたたられた昨年とはうって変わった薄曇りの好天気!ホタルさんもたくさん舞ってくれその幻想的な灯りに皆感激していました。子供たちは、ホタルを掌の中で光らせる楽しみ?を覚えたようです。夜の魚突きも、参加者はやや少なかったものの、川の水量が絶好のコンディション。お陰で、巨大なコイを5匹も突くことが出来ました。たっぷりの炭火で焼き上げたこれが本当のローストビーフは、ホタルみたい会初見参でした。

ホタル見たい会の報告

ホタル見たい会で、いつも一番気になるのはお天気です。 今年も一週間前からずーと雨マークでした。でも、日頃の行いの良い人たちが揃ったのか、当日は、陽射しもでるくらいお天気に恵まれました。そうなるとイヴェントが、続きます。
バーべキューをしながらカントリーダンス、ホタル狩り、夜突き。
その間、延々続く飲み会。特にホタルは、昨年見られなかっただけに、場長が捜しておいてくださったポイントまで、大人も子供もワクワクしてでかけました。
我が息子たちは、もちろん初めての体験で、暗闇の中に点々ととび回るホタルに大感激でした。私も子供の頃、毎年10人ぐらいのいとこ達が田舎に集って、ホタルを見た事を思い出しました。そうした親戚付き合いすら希薄になっている今、家族のように迎えて下さり、わがまま放題に過ごさせてもらえるR牧場の皆様に感謝したいと思います。
その後、息子が阿子島先生に見せるために掴まえてきたホタル5匹……。毎日水を涸らさないようにしたお陰で、2週間我が家のリビングで輝いてくれました。
就寝する前に電気を消した部屋の中でじーと眺めるホタルの光は懐かしく儚いものでした。
(記:望月恵理子)

ホタルみたい会かんそう

僕がほたるをを見に行った所はくらい田んぼでした。
まっくらやみでカメラのフラッシュのようにひかっていました。しかしひとつだけではありません。いっぱいひかりました。そしてお母さんの手にのっけてもひかっていました。
ほたるは、星のようでした。
(望月直典・記)

突いた魚を手に。上半身までずぶぬれ 大きなコイがざくざく、今日の戦果だ
これがウワサの巨大鉄板 じっくりと焼き上がりを待つ
日時:2000年6月24日〜25日
場所:千葉県R牧場
参加者:24名
2000年度のホタルみたい会は、上記日程で行われました。昨年よりも悪い天候の中、テントの花が咲き、雨をものともしない子供たちの遊び声が夜遅くまで牧場に響いていました。詳しくは感想をお読み下さい。

◆ホタルみたい会参加感想・1

一週間くらい前から、次々と変化する天気予報にヤキモキしながら当日を迎えました。案の定、しっかりのカサマーク。ところが千葉方面にむかうほど、小雨どころか日差しさえでてくる気配で、行楽客の少ない道路は1時間で現地に到着しました。
久留里城を見学したり、亀山湖でお弁当を食べた後、R牧場で我々はキャンプモードにはいりました。
まずは、寝床の確保。それぞれの家族単位でテントが次々と出来上がり、男性陣と子供達はキャンプファイヤーの準備、女性陣は夕食の準備をそれぞれ手際よく始まりました。シチュー、焼肉、焼きそばに加え、馬越さん特製のパンやとれたて竹の子のみそ汁と竹筒ゴハンとメニューも盛りたくさんで酒宴は延々続きます。クライマックスのキャンプファイヤー、小雨にもかかわらず積み上げられた枕木の数メートルも上がる炎はとても勇壮で、しばし見とれていました。天候のせいで魚つきもホタルも残念でしたが自然の中での心地よい疲れと癒しを与えられたように思います。夏の再会を約束して、お世話になった牧場の方々とお別れをして、昼過ぎ散会となりました。
(望月恵理子・記)

壮大なキャンプファイアに、雨も忘れ、大人も子供もただ見とれるばかり

◆ホタルみたい会参加感想・1

待望のホタルみたい会。昨年と同様の典型的な梅雨空。昨年と異なっていたのは、前日の豪雨で、上流のダムからの放流があり川が増水し、濁っていたこと(昨年は、翌日の放流だったのに!)。当然魚の夜突きは出来なかった。
昨年ざくざく収穫のあったカブトムシは、R牧場の場長さんの話によれば、昨年夏から何とイノシシがだいぶ荒らし回り、卵や幼虫を食べてしまったらしく、ほとんど姿が見えないとのこと。実際2日間にわたってトライしたが、姿形なく残念。来年は、カブトムシが出現しそうなところを柵で囲っておくと約束していただいた。ま、楽しみはとっておいた方がよいかもしれない。
そして肝心のホタル、これもやや時期尚早だったのか2〜3匹現われた程度で(といっても見た人はごく少数だが)極めて残念ながら、群舞は見られなかった。自然の中でのキャンプは、例え同じ時期にやろうとしても、同じ結果にはなかなかならない。人間の思惑など、ごくちっぽけなもの。あらためて、自然界のなかに我々はいるのだと痛感した。

まずは夜食の炊飯用竹の筒づくり
雨中の食事作りもキャンプの醍醐味
が、昨年と大きく違ったもの、それはキャンプファイアであった。既に廃材となった枕木30本近くを2メートルの高さに、井桁状に積み上げた巨大なもの。油の十分にしみこんでいる枕木のこと、いったん火がつくや、それは天まで焦がさんばかりの火勢で燃え上がった。普通のキャンプファイアの概念はとっくに超えていた。アウトドア慣れしたお父さんたちも、「このようなキャンプファイアは初めてだ」と興奮気味。子供たちも声なく見つめるばかり。参加したMさんは、メールで次のように表現された。
「ないない尽くしではありましたが、そんなの帳消しな程のキャンプファイヤーでした」。
ともかく強烈なパンチを食らったような感じで1時間ほどが過ぎたが、火勢は衰えない。場長が後始末してくれることになり、また、飲み会へと移っていったが、強くなる雨足のなか、竹の筒で炊いたご飯や、即席のパンも、肉で満たされた腹に心地よくお酒と共に落ちていく。
そして、どれほど周りの人たちに迷惑をかけたのか、いつ寝たのか分からず、気がついてみれば、すでに翌日、十分に午前の部を楽しんだ参加者たちの撤収準備が始まっていた。心が震える様な体験、参加した人たちとの心地よい語らい、そしておいしい水においしい酒、豪快な鉄板焼き、牧場の人たちのホスピタリティ、それらすべてがあいまざって過ごした何とも不思議な2日間に感謝。
(川戸康暢・記)

R牧場で遊ぶ会に参加して


秋も深まった1999年11月20日、21日の1泊2日で、第2回R牧場の会が行われた。またまたWさんの肝いりであった。
目的は、暑さのために遅れたと言われる紅葉を鑑賞すること、自然薯を探し当てること、そしてもちろんR牧場特産牛肉のバーベキューと地酒を味あうことであった。
あいにくと他の行事と重なった方が多く、参加者は4家族12名とやや寂しかったが、少人数の良さも十分堪能できた。
まずは、出産直後に牛を見に、牧場へ。確かにまだへその緒を垂らしている母牛と早くも立ち上がっている生まれたての牛。その生命力の強さに改めて一同感嘆。
夜の部は、もちろん豪勢バーベキュー。初夏の頃とは違った、味覚の季節。Wさん持参のから付き牡蠣とホタテ貝が、牛肉に花を添える。満天の星の下、寒さも忘れ、ただひたすら食べ、飲む。子供たちは、暗闇の中を走り回る。かくてまた、夜は更けていった。
翌日は、2日酔いのつらい体をしばし、太陽の下で寝そべって癒す。これ至福の時なり。皆が、自然薯探しに出かける、というので重い腰を上げて、ついていく。
急な崖に、その蔓らしきもの発見。子供も大人も危険を省みず、必死に掘りまくる。
「やった」とばかり、多くの成果を得たつもりで、帰還。ところが、牧場長それらを一目見て「ほとんど、もどき、本物はたった二つ」とバッサリ。素人の悲しさ、こうしたときについてきてくれるはずの牧場長は、牛の出産立ち会いで不在だったのです。
というわけで、第2回R牧場の会は、相変わらずてんやわんやのうちに幕切れ。深まり行く秋、というより初冬をゆったりと味わった会であった。Wさん、そしてR牧場の皆さん、有り難うございました。
2000年、またどんなことが起こるのか、今から楽しみです。
(川戸 康暢・記)

生まれたての赤ちゃん牛と母牛。そのすばらしい生命力に素直に感動。
牛に餌をあげるのは初体験。何となくこわごわです。

日時:1999年6月26日〜27日
場所:千葉県R牧場
参加者:28名
大きな写真で見たい方は、それぞれの写真をクリックして下さい。
ほたるみたい会はお酒を飲んでいる席でお父さんたちが、昔話に花が咲き「ならばやろう」ということでおじさんたちが楽しむために実行された会でした。
それがそれが思っていた以上にみんなが楽しめて、子供達も「テレビやゲームよりもずっーとおもしろかった」と言えたことを体験でき、たくさんの感想を書いて下さいました。(渡部清美・記)
最近では珍しい参加者全員集合写真(最近の発達共助連キャンプでこのような写真は滅多にありません)

「ホタル見たい会」に参加して-感想・1

今回、中学に入って、友達になった祐平君の両親達にお世話に成り、千葉県の君津と言うところに自然観察に行きました。祐平君のお父さんの知り合いのR牧場に泊まることになりました。
そこでそのおじさんにつれられて蛍を見たり、その牧場で牛に乗ったり、カブト虫を取ったりして遊んだりしました。
ぼくのお父さんは、よくぼくと妹にいつも口ぐせに「お父さんの小さい時は、お金も使わずゲームもなくて、いつも自然と遊んでたんだぞ。山に行って鳥餅で鳥を取ったり、川に行って魚を取ったり、おなかがすけば山の木の実を皆んなで食べて、遊んだんだぞ。本当に今まで幸せだったなー」といつも話してくれます。
それを今でもなつかしく思い、お父さんの宝物だと言ってます。「おまえたちにもそれをもっと教えてやりたいんだが、東京にいると山も川も遊ぶ仲間もなくてかわいそうだ」とよく話してくれます。
でも、お父さんは、少しでもと田舎や、自然につれてってくれます。それでも自然で遊んだお父さんの10分の1です。そして、今回祐平君と自然で冒険できるので楽しみに来たのです。
たくさん遊びをした中で一番楽しかったのは、皆んで川に行きもりとカンテラを使って、何Kmも川の中を歩いて鯉を捕まえて焼いて食べたことです。それが、自然で遊んだ中で一番心に残った一生の思い出になりました。本当に、お父さんの言ったことは、正しかったです。
自然で遊ぶのも、すごく楽しいことをこのR牧場で学びました。
(中学1年K.O.君・記)

カーバイトのカンテラの明かりを頼りに、漆黒の闇に包まれた川面を進む、魚突きの一連隊
魚突きにつきあう面々、もう身体中びしょぬれで、皆それを楽しんでいる

ほたる見たい会-感想・2

6月末、1泊2日の「ほたる見たい会」に参加しました。
久しぶりの家族同一行動。今回はのんびり行程でそれでいてとても豊かな、親子共々満たされた週末でした。
まず出発からして…子供たちは、見たいテレビ番組をしっかりと見て、その上一遊びして、心残りなく家を出ました。東京を昼頃出たうえ、途中海ほたるで長休憩(結構色々見て回れる)、現地千葉の牧場に着いたのは午後5時頃。
後は食事の用意でもしながら暗くなるのを待つだけかなと思いきや、「じゃ、ちょっと行ってみようか」という感じで、カブト虫捕り。ザックザックと掘り起こしてくれる土の中からカブト虫のさなぎがゴロゴロと出てくるのを袋の中にひょいひょいと入れて…こんな体験はじめて!
牧場の子牛を見たり、牛の背に乗せてもらう子供達も、お腹の大きなママさん牛をバックに皆で記念撮影までして。後はおいしい食べ物とお酒とおしゃべりで果てしなく続きそうな酒宴。子供達はゴロゴロとゲームとマンガ三昧。
「いつまでやっているの、もうやめなさい!」そうとも「ほら、もう寝なさい!」とも言われずに。
その間に蛍を見に、川で魚つきに、極めつけは牛の出産が見られるかもしれないと軽トラックの荷台にぎゅうぎゅう詰めに乗り込み夜の参道をガタゴトと走って行ってしまった事。
どれも「じゃ、ちょといってみようか」っていうノリで出かけ「これがいいんだよね」と大人も子供もキャホキャホと楽しそうに帰ってくる。こんなに盛り沢山なのに、ちっとも忙しくなくて、とってもここちよい一時でした。このここちよさはなんだろう。
そういえば室内に入ったのは眠った数時間だけ。雨が降っても軒下にイスを出してボーっ。時間と空間にとらわれないこの解放感! こんな感じって何か何処かでって考えていてふっと思い出した。子供の頃田舎で過ごした夏休みってこんな感じだった。
毎日時間に追われ、狭い空間であくせくしている子供達と私に一足早い夏休み、 ボーっとした休日でした。楽しい企画をして下さった渡部さんいろいろと楽しませてくれた牧場のおじさん、楽しい一時をご一緒させて下さった連の皆さん、そして連れて行ってくれたMy Husbandに感謝します。有り難う、また連れてってね。
( 伊澤芳美・記)

魚突きでびしょぬれになった身体に屋外の五右衛門風呂はもう最高!突いたばかりのお魚さんが先に入ってしまったのは気にくわないけど!
牛の背中に乗るのはこれが初体験。牛さん、お願いだからあばれないで!

ホタルを見たい会-感想・3/そこに共助連キャンプの原点を垣間みた

R牧場−知っている人にはなつかしいアメリカのテレビドラマだ。それが、千葉県にあるという。
「知ってる人がやっている牧場だ。そこで、ホタルがみれる、一泊になるが共助連で行かないか」−そんな話が渡部パパからでたのは、3月の運営委員会のあと、鬼無里で飲んでいるときだった。─「ホタルをみる会」、何と優雅な行事だろう。群れ飛ぶホタルを眺めながらゆったりと酒を飲む。これぞ日本人の風流。逃してなるものか。それから、3カ月、渡部さんの尽力のお陰で、ついにその日がやってきた。
だが、それがこれほどに楽しく、ワイルドで、充実したキャンプになるとはその時は、想像だにしなかった。キャンプ場に到着したのが午後2時半頃、それからの12時間は、その中身と感想を少し詳しく書くだけで小冊子になってしまいそうなほど、さまざまな野外体験が凝縮されたものであった。
このキャンプは、夕飯の食材としてのタケノコ狩り(採ったばかりの真竹のタケノコをかじることも体験)に始まった。キャンプ地とはやや離れた牧場での豪快なカブトムシ捕り(収穫はさなぎ、幼虫合わせ全部で300匹以上と思われる、市販時価総額だと20万円を超える!)、牛舎での牛乗り体験(子供たちだけ)と立て続けに動き回り、牧場からの帰途、子供たちは1トントラックの荷台に乗って山道ドライブにご満悦。夕飯のバーベキューは、同牧場特産の牛肉が何と12kg。1センチあろうかという鉄板が、肉や野菜を美味しく焼き上げる。飲み物は、今や共助連キャンプの定番となった渡部さんの生ビールから始まったのはもちろんである。それに地酒「久留里」、ワイン、焼酎と何でもアリ。地酒「久留里」の美味しかったこと!加えて、竹筒でお澗した酒もほのかな竹の味わいがなんとも言えない。また、竹筒に入れて炊いたご飯も多くの人にとって初体験。滅多に味わえないものだった。
そして本番のホタル狩り。まだ、ホタル前線が上陸したばかりで数こそ少ないが、確かに相当数のホタルを見ることが出来た。小生もホタル2匹をそっと手の中に入れる。手の中で光るホタル。こんな経験は、疎開していた田舎での経験以来だから、もう50数年ぶり。感激である。子供たちも不思議そうに小生の手の中を見つめる。
そうこうしているウチに、近くの渓谷での「魚突き」である。カーバイトランタンの明かりだけが頼りの漆黒の闇の中でモリで魚を突こうといういうわけだ。見物のつもりで付いていった小生を含む何人かの大人達も引き返しも出来ず、腰まで川の流れにつかりながら、必死で渓谷を遡る。魚は、突くべき人が突いてくれた。印象的だったのは、ISWさんが全くの子供と化してしまったことだ。日頃から想像は出来ていたが、あそこまでとは意外でもあった。誰かが声を掛けなければ、夜明けまでもやっていそうな勢いであった。
こうして約2時間。戻ったときには、11時半を過ぎていた。これでこの日のプログラムが終わらなかったのだから、恐れ入る。用意されていた屋外の釜風呂(五右衛門風呂)で採ってきたばかりの魚をゆでた後、子供たちばかりでなく二人の大人も入浴。
そして1トントラックに大人子供含め20人弱が乗り込み(すし詰めを通り越していた)、夜の牛舎へと向かう。牛の出産シーンを見ようということだった。出産シーンそのものは時間がやや早く見れなかったというが、わざとヘッドライトを消しての山道の走行などスリル満点だったと、帰ってきた大人も子供も興奮気味。時計は、夜中の1時半を回っていた。こうしてR牧場の夜は更け、またしても大人達の酒宴が始まった。
翌朝は朝から激しい雨。それでもふたたび生まれたばかりの子牛見学やカブトムシ採集などに意欲を燃やした今回のホタルキャンプであった。
よくISWさんから聞かされていた初期の発達共助連キャンプは今回のキャンプと、近いような内容のものであったろうと想像できる。ISWさんによれば「そうかもしれないが、もっとスリリングだった」という。しかし、自然の中に浸りきり、あらゆるものに好奇心を示す。多くの初めての体験を経て、人間の強さと弱さを知り、生き物としての力を取り戻していくb大人にとってもそのよう体験の出来たのが今回のキャンプであった。
それもこれも、我々にさまざまなプログラムを用意して、暖かくかつ厳しく?すべてのプログラムを先頭に立って引っ張っていただいたR牧場の場長さん、渡部さんお知り合いのオーナーの息子さん、そして優しい笑顔ときびきびした動きで我々のエッセン番を務めていただいたお姉さん、お三方のお陰です。この紙上を借りまして、深くお礼申し上げます。
同時に今回のキャンプを設定され、実現までご苦労いただいた渡部さんご夫妻、ありがとうございました。
(川戸 康暢・記)


☆2000年度「お花見会」

2000年度発達共助連初の行事、「お花見会」は、無事終了しました。
今年は、3月に入って例年より寒い日が続き桜の開花はやや遅めでしたが、それにしても砧公園の桜は、何故か他の所と比べてもさらに遅めで、共助連がいつも陣取る場所の桜の樹は、開花したばかりでした。
それでも30人近い参加で、子供たちは広い園内をかけずり回ったり自転車に乗ったりとはしゃぎ、お母さんたちはおしゃべり、お父さんたちは生ビールと、それぞれに盛り上がりました。

日時:2000年4月2日(日)
場所:砧ファミリーパーク

☆1999年度「お花見会」

99年度の発達共助連花見会は、汗ばむようなうららかな日差しの下、次のように開催されました。                

日時:1999年4月4日(日)
場所:砧ファミリーパーク
参加者:32名

<お花見会に参加して>

共助連に入って早一年と少し経ちました。
ひとつの趣味に情熱を傾けるタイプの(?)息子が思春期に入る前に心が通い合えるとまではいかなくても趣味を共有できる友達との出会いがあるといいな、とあちこちのサークルに顔を出し始めた頃、昨年の砧公園でのお花見会がありました。
私にとっても子供にとっても共助連での初めての行事でした。見事な桜、広い公園、子供が迷子になってしまうんではないか、集まった人々にどう接したら良いのかなどなど、緊張気味の私とはうらはらに、子供たちは公園中自転車に乗ったりして食べるのもそこそこに遊んでいました。その間も息子はいろいろな人に話しかけ、自分の話(ビジュアル系音楽)に乗ってくれそうな人を探してる様子でした。
そうこうしているうちにそろそろ帰ろうかと支度を始めていた頃、息子が顔を輝かせて私の所にやってきました。
「さっき来た男の子と音楽の話をしたよ!」と。
それから再びお花見の日がやってきました。昨年出会った男の子と何度かつたない電話でのやり取りやCDショップに一緒に行ったりすることを経て、お花見でまた会おうと約束していました。
公園についても息子は大勢の人が次から次へと入ってくる入り口あたりを気にしながら過ごしていました。そしてとうとう彼が来た時、本当に嬉しそうな顔をしていました。よかったねと心から思いました。
子供が幸せそうにしていると親も幸せな気持ちになりますね。これからもいろいろあるでしょうけどこの瞬間を大切にしていってくれるといいと思います。来年のお花見会、今から楽しみです。
(家族連員/江副幸子・記)

●1999年乗馬フェスティバル報告

10月10日、体育の日にハンディキャップを持つ子ども達を支援する、狛江乗馬フェスティバルが狛江多摩川河川敷で開催されました。
この行事には、2年前から多摩連および世田谷連の方々が協力してきました。今年度より、元々の主催者であるハッピーライフに対し、発達共助連が公式に後援するという形になりました。
今年度は模擬店、昔遊びコーナー、フリーマーケットを担当しました。

参加感想

10月10日は、やっぱり快晴でした。
今年で、3回目のうどん屋とはいえ、仕込みやら作り手やらメンバーは違うわけですから、あれが無いこれが無いと、上手く事が運ばないのは当たり前。それでも余裕をもって150食完売。大健闘は麦茶。今時1杯10円の安さで、一時は長蛇の列ができた事もあり、600個用意したコップがすべて無くなってしまいました。
フリーマケットは、値段のつけ方が上手かったのか?売り方が上手かったのか?品物が豊富にあったのか?昨年の4割増の収入になりました。今年初めての出し物‘昔の遊び’コーナーでは、藁を綯って輪投げ、藁細工のでんでん虫作り、紙で六角パズル作り、猫缶の缶ぽっくり作りをしました。(このコーナーは無料でしました。)それぞれのコーナーではフリースクール‘KOPPIE’と共助連のそれぞれのメンバーが良い具合に協力しあっての、作業となりました。
当日現地で手伝って下さった方、色々な品物を提供して下さった方、遊びにきて下さった方、皆さんどうもありがとうございました。動物がいて、人がいて、様々な音楽が流れ、民俗色豊かな食べ物があり、本当に楽しくにぎやかな1日でした。警察の発表では5000人の人出だったとか……。
今年参加できなかった方もした方も、また来年それぞれの新しい出会いを求めてどんな形なら参加できるか考え楽しみにしましょう。
(家族連員/馬越元子記)

●1998年乗馬フェスティバル報告

1998年10月10日(土)、狛江市の多摩川河川敷で、ハッピーライフ主催「障害児(者)のための乗馬フェスティバル」が行われました。当日は好天に恵まれ、大勢の大人や子供が繰り出し、広い河川敷に小動物園あり、馬やポニーの乗場あり、そしていろいろな屋台ありと楽しいのもでした。
共助連の有志の方々が、これに協賛し、うどん屋台を出店、150食用意したうどんは、アッ!という間に完売しました。また、フリーマーケットも出展しましたがこれもよく売れました。
募金箱、キャンディーレーン、ポスターチラシ作り、河原の草取りなどの準備には、発達共助連連員子弟の中・高校生が大活躍しました。
皆さんのお力添えに共助連の結束の深さを感じました。ありがとうごさいました。
(家族連員/高橋サカイ・記)