DS(Developmental Supporter=ディベロップメンタル・サポーター)とは…

発達共助連で最も活躍が期待される存在です。
日本語に訳せば「発達支援者」というところでしょうか。不登校やLD(学習障害)その他、社会や学校、家庭に対し「心身の不適応」状況にある子供たちが、それを乗り越えていくためには医師やカウンセラー、教師さらには親をはじめとする親族の協力が必要ですが、それでは不十分です。子どもの側に立って、心理的、教育的に彼らが「生き物としての力」を取り戻せるよう常に一緒に歩んでいく医師でも親でもない第三者が必要なのです。いわば、「子供たちの発達の伴走者」といえる人々が必要であると考えます。
そうした人たちのことを発達共助連では、Developmental Supporter=DSと呼んでいます。時には家庭教師、時にはカウンセラー、時には遊び相手そして時にはやさしい兄や姉的な相談相手、と状況に応じ変幻自在に子供たちと接する人たちなのです。必然的に子供たちに近い年代の人、つまり現役の大学生や大学院生が多いのですが、その気概のある方ならば、誰でもが、DSになりうると我々は考えています。

発達共助連では、DS(ディベロップメンタルサポーター)の養成確保に努力しています。その一環として、2000年度にDS養成・技術向上講座を開催しました。DSとしての素養のある方々を対象に、DSとして基本的に熟知しておくべき事がらについて、同時にさまざまな場面における応用力を身につけてもらうことをねらいとして、大学や大学院等とは異なったより実践的な内容の集中講座としました。

なお、 この事業は、リーバイ・ストラウス・コミュニティ活動推進基金の助成を受けて実施されています。


☆2000年度第2回DS技術向上講座

実施日程/カリキュラムとその内容


☆2000年度第2回DS技術向上講座

実施日程/カリキュラムとその内容

受講者の感想

ディベロップメンタル・サポーター(DS)は、普段それぞれにタイプの異なった子どもたちと接しています。それだけに、お互いの経験を交流することも大切になってきます。勉強会やその後の懇親会(飲み会)は、そうした交流の場になっていますが、全体の勉強会とは切り離したDS独自の勉強会も、年2〜3回ほど開催されています。こうしたお互いの経験の交流を通じ、DS自身さらに一回りも、二回りも成長していくのです。

 ・自主勉強会の内容例

発達共助連では、<心身の不適応>状況下にある子どもたちの伴走者として活動する希望を持っている方々を常時募集しています。
DSとして活動することを希望の方は、氏名、メールアドレス、所属とを記し、
hk_jimu@asbl.co.jp
まで、メール下さい。